今日は、オンタイムで7話を視聴。そして初めて泣けました。
かつて虐待を受けた子どもが、同じような境遇の子どもに親を殺してあげる。子どもを酷い親から救ってあげるとし、放火で親を殺害していく事件。
主犯格の”炎の天使”こと、香音人(かねと:早乙女太一)が、最初から”黒”として登場し、相棒の陸太(岡山天音)と一緒に次のターゲットを探しているのだが、物語は一転し、思いもかけないより悲劇的な方向に展開した。
真相を暴くべく、陸太に香音人のアジトに案内させた整(菅田将暉)の、相変わらずの観察力・推理力はすばらしいけれど、それよりも何よりも、香音人の悲劇的最後と陸太の孤独と悲しさが強烈で、泣けてきた。
早乙女太一も岡山天音もホント素晴らしいな。これ(演技)。
少し話は逸れるが、親が子どもを虐待したというニュースを聞くと、本当に胸が締め付けられる。
最初に印象に残ったのが、2006年に青森で起こった、自分の娘を含む2人の小学生を殺害した女の事件。詳しくは忘れてしまったけれど、女は娘を橋に連れていって、そこから下を覗こうと言い欄干から川に娘を突き落とした。その時の娘の気持ちを思うと、どれだけ恐ろしく悲しく、そして諦めに近い境地もあったのだろうか、とあれこれ考えて苦しい気持ちになる。きっと母親は、橋に誘った時は優しかったに違いない。
それから、親が子供を虐待したというニュースを聞くと、なぜ、どうして、とさらに見聞きするようになった。
小さく、弱く、守られるべきものが、守るべき人から命を奪われるような仕打ちをうける理不尽さ。
今日の二人、香音人と陸太のバックグランドがあまりにもつらく悲しく、俳優たちの演技はもちろんのこと、セット、猫、展開の仕方もすべてぴたりとハマっていて、なんだか秀逸な回だったな。
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