異常気象で自然災害の多い日本。災害はもはや他人ごとではない、身近なものになった。
本作で出てくる気象用語も、初めて耳にした言葉もあるけれど、馴染みの言葉も多かった。故に、なになに?こんなことになることがあるんだ。と自然が起こす最強・最悪の災害を目にしながら、固唾をのんで救助シーンを見守った。
そういう意味では、自然災害の最悪バージョンのシミュレーションみたいで、良い勉強になった。
ただ、ドラマとしては何だか後半間延びした感が否めない。
晴原(山下智久)の婚約者(本田翼)の死の真相が明らかになった後、SDMメンバーの上野(平岩紙)の死あたりが物語としてはクライマックスだったと思う。その後に続いた、SDMの責任者の園部大臣(舘ひろし)を失脚させる騒動など、なんだか消化不良になりそうなエピソードが付け加えられ、友情出演の伊藤英明も政敵かと思えば結果そうでもなく、あっさり退場して何だ?という感じ。
ドラマの中では、SDM結成からたぶん1年以上経ち、アシスタントだった雲田(出口夏希)の気象予報官として成長も見られたのだけれど、出口の台詞がゆっくり過ぎて緊迫したシーンにガクッとする感じは最後まで変わらなかった。
さらに言うと、ド直球でモノを言う救助隊員の園部優吾(水上恒司)まで、そういう役作りなのだろうが、抑揚のないト書きを読むようなしゃべり方が気になった。だいたい医師の汐見(夏帆)との掛け合いが多いのだが、汐見に「ど直球な・・・」とよく呆れられていたけれど、なんだか優吾は説明的な台詞が多く、まるで解説を聞いているようだった。その一方で優吾が活躍する救助シーンは緊迫感があり見応え◎
自然災害のCG映像、およびAIに画像を作成させていると思われるところ(最終回、ビルに埋まりこんだSDM車両のひしゃげた様子。私の思い違いかも?)など、見ているこちらの顔が険しくなるほどリアルで壮絶な画だった。
山下智久狙いで見始めた本作。彼について何の言及もしていないのだが・・・。
自分はなで肩の男子が好きなことが改めてわかった。よって彼のドラマがあればまた見るかなあ。
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