まだ全話見終わっていないのだけれど、エピソード1.2の”弱者の一分”のゲスト俳優、黒崎煌代と水澤紳吾が父子の演技が凄すぎて、この2人のおかげで「九条の大罪」という物語を頭ではなく視覚と心で理解できたような気がした。
軽い知的障害があり、クスリの運び屋やパシリとしてハングレの金本にいいように使われ、無実の罪を着せられる曽我部聡太(黒崎煌代)。
しゃべり方、時々こずるさが出る視線、意固地になる時の強い目など、黒崎の演技が素晴らしい。後に、金本と付き合うのも罪をかぶるのも、いじめやカツアゲのターゲットとなりやすい自分を守る、曽我部なりの護身だったことがわかる。そして、最後に金本に一矢報いるのだった。
終盤登場する曽我部の父親(水澤紳吾)。
金本の父親の”いじり”の対象となっており(!親子二代でいじめらている)、無知でひ弱で、見るからに誰かの憂さ晴らしの対象となりそうな様を水澤紳吾が渾身の演技。
社会の隅っこにいるこういう人が困った時に救いの手を差し伸べる、そういう弁護士がいていい。九条が弁護士でいる意味を、この親子の登場で確信できた。
ハングレやヤクザといった厄介な客の弁護を、悪徳弁護士と揶揄されながらも請け負う九条(柳楽優弥)。彼は依頼人を貴賤で判断せず、依頼してきた人のために法を武器に戦う。損得や感情を一切挟まないように見えるが、実は社会的弱者や報われない人たちに寄り添う姿が垣間見える。
そんな九条に興味をもった東大出身のエリート弁護士、烏丸(松村北斗)は、九条とバディとなり社会の闇に向き合っていく。
その次のエピソード”家族の距離”でも、渡辺真起子がとても良かった。介護の末亡くなった父親との思い出を語るシーンでは他人事とは思えずもらい泣きしてしまった。
ゲスト演者がすばらしい。
いよいよ、本当に怖い人達、壬生(町田啓太)と京極(ムロツヨシ)の話が始まった。後半も楽しみ。
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