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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「火星の女王」(2025年 NHK放送100年特集ドラマ):”大切なものは目に見えない”―星の王子様の名言を思い出した

”放送100年を機に、これまでの歴史を振り返りつつ、これからの100年を模索していく「宇宙・未来プロジェクト」の一環として制作・放送されます。”
とドラマ公式サイトにあるだけに、SF世界のクォリティはまるで映画のよう。そして、NHKでは珍しいことではないけれど、主役級の俳優たちが脇を固め、主役は台湾出身のスリ・リンがオーディションで射止めた。
シム・ウンギョンほか韓国、台湾、インド系、アメリカ系と各国の俳優が起用され、各国の言語が飛び交い話が進むのも、地球・宇宙規模の壮大な話として説得力があり見応えがあった。

 

鉱物を求めて人類が入植して40年ほど経っている火星で、地球帰還計画が進められる中、謎の物体が発見された。その物体は、23年前に地球上で発見された物体と同じもので、当時それを発見した科学者の一人、カワナベ(吉岡秀隆)が火星にもそれがあると信じ、とうとう見つけたものだった。

物体の謎解きと、火星を支配するISDA(惑星間宇宙開発機構)と地球帰還に抵抗するタグレス(ISADによる管理を嫌い体にタグをつけていない人々)の組織コクーンの攻防。ISDAの地球帰還計画を指導するタキマ・スズキ(宮沢りえ)の娘であることからコクーンにさらわれた盲目のリリ(スリ・リン)の不思議な力や出生の秘密も絡み合い重厚な展開に。

出色だったのは、ISDAの警官マルを演じた菅原小春。彼女のガタイの良さと身体能力は、火星の警官にぴったりだった。元はタグレス出身で、タグを入れてISDAの警察官になったという複雑なバックボーン、コクーンで暮らし抵抗勢力を率いる幼馴染のチップ(岸井ゆきの)を助けたり、チップたちにさらわれたリリを助けたりと八面六臂の活躍で、性別を超越して本当にカッコよかった!

 

主人公のリリが目が見えないということが、本作のテーマに大きく関係している。
何度も「見えないけれど、そこにある」「存在するのに認識できないだけ」という言葉が出てきた。
物体が発する何かを感知できるのは、目の見えないリリだった。
星一つを吹っ飛ばすほどのエネルギーがあるかもしれない物体を、畏怖した科学者と解明したいと願った科学者。人類の繁栄への執着とあくなき闘い。それを大儀とすれば、大小の犠牲は構わないとする傲慢。
終盤は、いろいろ考えさせられた。

盲目の少女、リリを演じたスリ・リンは、可憐だけれど意思の強さが感じられ素晴らしかった。その恋人、アオトを菅田将暉が演じていて、主役みたいな感じで紹介されていたけれど、主演はスリ・リン、日本人俳優だとカワナベを演じた吉岡秀隆だよなあ。

 

SF好きの家人に、珍しく激押しした作品だった。

原作はこちら。

火星の女王

火星の女王

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