「誘拐の日」：この夏、1番楽しみなドラマ！ - はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

斎藤工は好きだ。
永尾柚乃は、少し前に高橋一生と共演したブラック・ジャックで、子役の域を超えた演技を見て、この子にハズレなしと思っている。その斎藤工と永尾柚乃共演のヒューマン・ミステリーとなれば見ない選択はない。

期待通り、1話から引き込まれた。

まず、斎藤工のマヌケなおじさんぶりがいい。ぶっきらぼうでクールな役や、できる男の役の印象が強かっただけに、全力で人のいいマヌケを演っているのが面白い。
新庄（斎藤工）は、妻汐里（安達祐実）にそそのかされて娘の治療費を工面するために金持ちの家の娘の誘拐を企てる。しかし、誘拐を実行する前に、その娘が目の前に突然現れ・・・。

誘拐した”態”の娘、凛（永尾柚乃）は、超生意気な上、数か国語を操る天才少女。しかも記憶を失っているという厄介な展開に。彼女が新庄の前に現れた夜、両親は何者かによって殺害されたようだ。さらに彼女は何者かに追われている・・・。頼りないけれど優しいオジサンらしい新庄に、当面守ってもらうしか道はないらしい。可愛げのない天才少女役に、永尾柚乃がぴたりとはまる。

凛の両親の殺人事件を追う刑事に、江口洋介。事件後発覚する、医者だった凛の父親周辺の謎。そして娘への愛情たっぷりのいい人に見える新庄に殺人の前科。病気の娘と新庄を置いて出ていった汐里の思惑は・・・？

伏線がばーっと広げられた1話。何々なになに？と前のめりに見入ってしまった。

韓国でも大ヒットしたドラマのリメイク。新庄と凛のデコボココンビの逃避行と二人の関係性の変化、謎が紐解かれる過程が楽しみで仕方ない。

※オマケ：「ブラック・ジャック」の感想はこちら