あの終わり方でよかったのだろうか・・?
全ての元凶は、七瀬凛(永尾柚乃)の祖父から父へと引き継がれた、天才を創る新薬の研究だった。凛の父を正当防衛で殺してしまった汐里(安達祐実)も、その幼馴染であり夫の新庄(斎藤工)も、七瀬祖父のかつての被験者であり被害者だったのだ。
凛の父が殺された日に、新庄が汐里にそそのかされて凛を誘拐したことで、父親の病院を含む財産相続や新薬のレシピをめぐり、凛の伯父(長谷川初範)や投資会社のケビン(鈴木浩介)らが暗躍し、凛と新庄の逃亡劇が危機一髪だったり、助かったーとほっとしたり、ジェットコースターの勢いで展開された。その間に、凛と新庄の疑似親子の絆が深まっていく様子が、謎解きと共に本作の大きな見どころだった。
どんくさいけれど、どこまでの愛情深く、その誠実さは周りの悪人の心までも柔らかくしてしまうような男、新庄を斎藤工が好演。また、天才にして小生意気、最初は全くかわいげのなかった凛という少女が、徐々に新庄に心を開き、甘えたり悲しんだり表情豊かになっていくのを永尾柚乃がテッパンの演技で魅せた。
で、最終回。
新庄の殺人容疑ははれたけれど、凛を誘拐した罪で刑務所へ。凛は、新薬開発の被験者から解放され(研究していた父親が殺されたのだから当たり前だが)、凛を天才少女にした新薬のレシピはどこにもないという結果だったのだが・・・。
新庄を利用していた汐里を許し愛す、まるで仏のような男の新庄が刑務所の中で、被験者として七瀬家にいたころの記憶を取り戻し・・
覗いて見た凛の祖父のノートの化学式は、そっくり彼の脳にコピーされていたーーという最後。新庄の何かに憑りつかれたように化学式を刑務所の壁に殴り書く様子は、尋常ではない。!?新薬のレシピが彼の頭の中に存在することで、今度は新庄本人が狙われることになるではないか!
冒頭の問い、あの終わり方でよかったのだろうか?についてだが、続編を期待するならよかったと思う。しかし続編に思い至る前は、一瞬、不幸の種が消滅していないということで不穏なラストだった。
斎藤工、永尾柚乃、そして本領発揮の安達祐実、見応えありました。
そして、晴海四方がキーパーソンとして最後まで登場。最初は「おっさんずラブ」の牧君のお父さんにしか見えなかったけれど、窮鼠的なおびえた表情、そして不気味な無表情など、途中サイコパス?と思ってちょっと怖かったほど。
全9話、一度たりとも気を緩めることなく視聴。面白かった!
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