2022-01-01から1年間の記事一覧
今から40年以上前に公開され、日本の高度成長期時代を背景にした話だと思うのだが、当時の世相を随所に感じる。町には子どもがたくさんいて、男の子たちは汗染みのついたランニングシャツで泥んこになって遊んでいる。大人は今より良い生活をと稼ぐのに必死…
しずかでしっとりと、そして何とも寂しい回だった。 そしてしみじみと、大泉洋の達者な演技をかみしめた回でもあった。 大泉洋、本当にすごいと思った。死期が近づいているのを感じている源頼朝の恐怖と、近づく死を何とか回避できないかと神仏にすがる滑稽…
うつらうつらしていると思ったら、次に見たときは両手に顔を埋めて寝落ちしていた。 梅雨の中休みというには暑すぎる今日、久しぶりに寝てる久喜にちょっかいを出したら嫌われた。
食べることとお金が大好きな敏腕弁護士、剣持麗子に綾瀬はるか。その助手?で居候の料理人、篠田敬太郎に大泉洋。ハズレようのない主演2人、「ミステリと言う勿れ」の後の月9ということで期待して見始めたのだが・・。 少しセピアがかった画面や、ゴージャ…
仕事をしている私のいる部屋で、いつもぐうぐう寝ているのに、その日は午後急に暑くなって、ベッドから抜け出し廊下に出た久喜。 階段を降りようか考えているのか、うなだれた後ろ姿が人間の背中みたい。 後から気がついたのだけれど、しっぽが見えないから…
好きな俳優の池松壮亮とオダギリジョーがW出演している、オール韓国ロケの石井裕也監督作品。オダギリジョーの外国語の台詞を操る能力に、再び感心する。 それにしても、ラストシーンの無言の食事のシーンは、温かくでパワフルで本当に素敵だった。それまで…
50周年記念で再々注目された本作を、恥ずかしながら初めて鑑賞したので、記録のために感想を書き留めておこうと思う。 イタリア系移民がアメリカで家族を守るために、多少手荒な真似をしながらもしたたかに生き抜いていく様を親子2代にわたって3部作で描い…
見逃したと勝手に思い込んでいた、本シリーズの「送る夏」。NHKオンデマンドで6月末まで無料視聴できるということで、さっそく見た。そしたら、なんと!これ視聴済みでした。なぜかブログに書いてないのだけれど。 釉子役が相楽樹で、2017年9月に放送された…
このシリーズ、毎回見るたびに素晴らしいと本当に思う。 映像の美しさだけでなく、音楽も美しい。 ドラマの中に、京都の美しさや京都人のこだわり、食を紹介するミニ料理番組まで挟み盛沢山だ。ドラマの筋を真剣に追っていると、箸休めみたいな小休止がはい…
首輪でないと思うのだが、ペットサロンでくれる首につけるアクセサリーの呼び方を知らないので、とりあえず首輪で。 以前もらったものだけど、しゅっとした久喜に似合っている。 夏も近いしね。
ネットフリックスの会員数の伸びが鈍化しているという。関連ニュースを目にしていたら、ネットフリックスが提供する”woke”向けのドラマに食傷気味になったユーザーが結構いるのだとか。この”woke"という単語を始めて知ったのだけれど、「人種差別や社会問題…
本作も!ディーン・フジオカの使い方を間違っていないと、見進めていくごと納得&満足している。 おディーンが主演だからというよりも、岸井ゆきのとW主演という動機のほうが大きくて視聴開始。 初回では、本物のAI搭載ロボットが出演し、しかもAIが殺人を犯…
土日、家事で行ったり来たり(我が家の場合、上がったり降りたり)する私についてまわるため、ゆっくり寝る時間がない久喜。 月曜、在宅ワークに戻る私の近くでやっと落ち着いて惰眠を享受。 サロンで、これ以上ないほど短くしてもらった耳は、頭を下ろした拍…
これまで描かれてきた義経像、逸話に残る義経の最後(武蔵坊弁慶含む)とは、ずいぶん違った、三谷幸喜が描き、菅田将暉が演じた義経。 今回、本作を視聴していて初めて涙が溢れ出た。そして、しみじみと菅田将暉ってやっぱり上手いわあ、と思ってしまった。…
久しぶりにサロンでカットしてもらった久喜。 ここ3年くらい、おパンツカットにしていたが、足も長いが胴も長い久喜の胴長が強調されてしまうため、おパンツの腰ベルトなしで、なだらかなパンツのふくらみにしてもらった。 名付けて「おパンツカットの変形、…
雨の日の散歩。 濡れるのは嫌だけど、せっかくお外に出たし、仲間のにおいの痕跡も追跡したいし、外の空気に触れたいし、でもやっぱり濡れるのはやだなー。 と、言っているみたいに、とにかく用を足したあと、やたら立ち止まっていつもの散歩コースを進まな…
数年前からエモいCMが溢れている。 先日、久しぶりにWebCMでぐっとくるのを見た。東京ガスのCM、家族の絆「母とは」だ。「母とは、」と息子役の岡山天音の声で、母親あるあるを渡辺えりが次々と見せてくれて微笑ましいと思っていたら、終盤「母とは、いつの…
5月だというのに、今のところ五月晴れの日は少なく、どんより曇って肌寒い日さえある。久しぶりに爽やかに晴れた今朝、今日は5月らしい気温になるかしらんと思っていたのだが、晴れていても風が強く、意外と肌寒い。部屋の中にいると、シンとした寒さを感じ…
「カムカム」が終わって随分経ったけれど、今でも思い出して心の中で何度も言い聞かせる台詞がある。 終盤、生き別れた母親に会いたくて、母に聴いてほしくて「On The Sunny Side Of The Street」を歌うるい(深津絵里)。しかし、娘と会うつもりはない母の…
星新一と言えば、私が小学生高学年の頃、文庫本で読んだ最初の作家ではなかっただろうか。当時、私は文庫本を中高生以上、大人が読む本と思っていたので、読書について少し大人の仲間入りをした気分になったものだ。ショートストーリーは子供にも読みやすく…
鑑賞中、1ミリも登場人物の誰にも共感できなかった。 主人公のウィリー・ノーマン(段田康則)は、敏腕セールスマンだった過去の栄光が忘れられない。60歳を過ぎ、彼から品物を買う人もおらず歩合収入の生活は苦しい。それなのに「男はビッグビジネスをして…
父が母を老々介護している郷里に、月1回帰省している。 毎朝、母と自分のトーストとコーヒーを用意する父。昔母がしたように、ペアのマグカップにインスタントコーヒーをたっぷり注ぐ。 どれだけ、宅急便を利用したらこのネコのキャラクターが描かれたマグ2…
仕事をしている部屋で、久喜は寝ている。 寝息を立てた時や、ふと目をやっ時に写真を撮っていたけれど、久喜は敏感だからよく起きる。 犬、特にシニア犬は18~20時間寝るらしく、睡眠を妨げられるとストレスになるらしい。それを読んで、久喜が丸まっている…
先週の上総広常(佐藤浩市)の無念の死といい、今日の木曾義仲(青木崇高)の死といい、無念の死を遂げた武士たちに”愛おしさ”を伴う憐憫を感じるのは私だけではないだろう。 それは、上総広常も木曽義仲も武力と戦の能力には長けていても、無学だったり京風…
「MUSICA」の(渾身の!!)藤井風特集を食い入るように読んだ先週、藤井風が初の冠番組!というニュースが飛び込んできた。そうでなくても、テレビ出演が非常に少ない風。思わず食いつく。 満を持しての(?)冠番組がコントっていうのは、今世間一般的に印…
(昨年公演された本作をWOWOWで鑑賞しました。以下、ネタバレしています) 野田秀樹が言うところの「コトバの一群」が引用された終盤のクライマックスは、圧巻としか言いようがない。墜落直前の飛行機の搭乗員に扮する、高橋一生、川平慈英、伊原剛志、村岡…
何なんだろう、この中毒性は。 いや、最初にMVで「まつり」を聴いた時、和調のサウンドに藤井風ならではのリリックとメロディ!と思ったけれど、言うて即アルバムを買おうとは思わなかった。その前に聴いた「燃えよ」、その前の「旅路」と比べると、私の中で…
最近、家人が久喜のことを゛茶色いの゛と呼んでいる。見たままなので異論はない。 愛称としていかがなものかと思われるかもしれないが、モフモフした茶色が、ドアのガラスに写ったり、階段をフニフニ降りたり、モップみたいに机の下に丸まっていたり…。 私た…
本作について、いろいろ、くどくどと書いてきたが、毎日視聴する中で一人楽しんでいたことがいくつかあったので書き残しておく。 るい(深津絵里)と錠一郎(オダギリジョー)の髪型この二人の髪型が、実にその時々の時代を表していて、見ていて楽しかった。…
私の中で朝ドラ史上最高だった!「カムカムエヴリバディ」 城田優の優しく深みのある声で、”A long time ago, ”と、おとぎ話のように始まる本作は戦前から現代まで、母子3代を通して市井の日本人の100年を描いた。戦争、敗戦、高度経済成長時代から現代を、…