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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「麒麟がくる」- 7

コロナの影響で撮影が中断され、その後再開されてから久しい。ちゃんと再開以後視聴しとりましたよ。

 

さて、前回くらいから長谷川博己=明智十兵衛の才知がいよいよ発揮されてきた。周囲の足利義昭(滝藤賢一:この人、やっぱりものすごく上手い。困った人を助けたいという高邁なお坊様上がりの、ただし将軍としては甚だ頼りない義昭を熱演している)や、織田信長(染谷将太)への機知と謀略に富んだ進言で、戦国の世を平らかにしようと働きかける。戦国時代の登場人物としては、織田信長を討った裏切り者の家臣としてしか登場しない明智光秀が、ここで本作の主役たるゆえんを大いに描いている。そして、長谷川博己がものすごい迫力と説得力で知略の武将を演じ、カッコいい。

じっくり見ても、どちらかというと薄い塩顔で私の中ではイケメンの部類に入らいらない長谷川だけど、この明智光秀の武将姿は色気があって”クール”。ここにきて、たぎる情熱を内に秘めた、まさに主役が立ち上がってきた。そう、師走もすぐそこ、本来なら今時分は大河ドラマは終盤のはずだものね。今年は後半に入ったところということだろうけど。